ペパーミント・ブルー。

Naoyaです。

今日は二十四節気の9番目、芒種(ぼうしゅ)です。芒とは、穀物の種子の先にある毛のことで、芒種は穀物を植えるという意味です。

梅雨が近づいてくる今の時期は、田植えのシーズンです。旧暦だとこれから皐月(旧暦5月)を迎えるところですが耕作や田の神を意味する古語の「さ」から、稲作の月ということで「さつき」になったとか、早苗を植える「早苗月」が略されて「さつき」になったという説があります。皐月の皐という字には「神に捧げる稲」という意味があります。確かに実った稲のような形をした字です。

だいぶ暑くなってきたので、ペパーミントのエッセンシャルオイルをディフューズすることが多くなってきました。ペパーミントをディフューズすると体感温度が下がるので、暑いシーズンの必須アイテムです。僕はペパーミント単体で使うよりも、ユーカリプタスと混ぜたり、オレンジやレモンとブレンドしたりして、アクセントとして使うことが多いです。

ペパーミントは興奮を鎮めて、平常心や冷静さを取り戻すクールダウンにも使えるし、逆に活力を与えて心を強壮したいときにも使えて、両極な性質を持つ香りなのだとか。インスピレーションや直感力を上げる効果もあるのだとか。僕は活気づけたいとき、リフレッシュしたいときに使っています。

ペパーミントのオイルの瓶を嗅ぐと、昔、子どもの頃に縁日で買ってもらった薄荷のグラニュー糖が入った笛の玩具を思い出しました。ツンと脳裏をくすぐるような感触。そんな記憶はすっかり忘れていましたが、香りが膨大な記憶の貯蔵庫の中の、まさかと思える記憶を引っ張り出すことが不意にあります。

前から思っていたのですが、ミントのイメージをグリーンではなくブルーで表現するきっかけは、どこから始まったのでしょうか。僕が使っているペパーミントのオイルのラベルも水色っぽいブルーです。チョコミントアイスのグリーン寄りのブルー、ちょうど「ティファニーブルー」みたいなミントカラーは、葉っぱ由来のグリーン系と言われればまだ納得できますが、爽快なブルーの表現の始まりは何だったのかなと思っています。ペパーミントの冷たさと南極の冷たい世界を重ね合わせた、昔の板ガムのイメージ戦略なのかなと思ったり。チャクラ的にペパーミントは上層チャクラに該当する香りだそうなので、グリーンよりもっと上のブルー系というのは納得できます。

僕が住んでいる町のあちこちで、紫陽花が咲き始めているところです。濃い紫もあれば淡い紫もあるし、白っぽいものもあれば赤いものもあります。中でも僕は、鮮やかなブルーの品種に心を奪われます。何気なく歩く道端に視線をやったとき、ヴィヴィッドな美しいブルーの花が目に飛び込んでくると、ハッと心に清涼感が走ります。

これから梅雨になって湿度が高くなりますが、ミントの清涼感や鮮やかなブルーをうまく取り入れながら、少しでも鬱陶しさを払拭したいと思ってます。

森羅万象の聲 The Voice of The Universe

宇宙詠みのMaribrengaëlとスピリチュアルカウンセラーのNaoyaの共同運営による情報発信のメディア。惑星の動きや配置、星座、移ろう季節の空気感。ここではそういったつかみどころがなくて見過ごしがちな、だけどとても大切なことを、読みものや現実的に役立つ情報として発信していきます。