器を空にして迎える春。

Naoyaです。

今日は立春、二十四節気の最初の節気です。暦の上では春になりました。立春の前日の昨日は節分でしたが、季節の新しいサイクル、新しい一年が立春からまた新たに始まります。

立春の前あたりから、本格的な冬の寒さが到来した感じですが、これからは冬の終わりと春の始まりが、グラデーションで交差するような時期になっていきます。冬の寒さの中に射し込む光に、春っぽさを感じることが増えてきています。日もだんだん長くなってきています。

まるで立春に向けて自身の準備を整えるかのように、大寒に入ってすぐくらいに京都へ行ってきました。今年初の京都でしたが、たったひと月ぶりでした。

今回の京都では、お世話になっている整体の先生の施術を受けながら、自分という器を空にする必要があることを実感しました。立春を迎えて新しいサイクルが始まるからということだけでなく、人生の節目としてもそんな感じがしたのです。

自分という器にいろんなものをついつい詰め込もうとしがちですが、意図せずに詰め込む機会も多々あったりします。だから気づいたら、その器がいっぱいいっぱいになっていることがあります。まさに僕もそんな感じでした。不必要なものまで欲張って詰め込んでしまっていることを、施術や先生とのディスカッションで実感したのです。

器は空じゃないと、注ぎ込むことができません。「体という器を整える」をテーマにやってきた2019年でしたが、自分の肉体だけでなく、自分自体が器であることを、今まで以上に痛感していました。

「宇宙をイメージしたことがあるか?」

整体の先生からそんな質問が飛び出しました。ヨガというのはただのエクササイズではなくて、宇宙と繋がるための手段であるから、宇宙のイメージができてないのなら、ヨガをやっても意味がない…とのこと。自分の肉体という器を使って、宇宙と繋がるというわけです。そのために自分という器を整える必要があるのです。かつて長年、散々ヨガをやってきましたが、今の方が遥かにヨガに近いことができていると感じています。

せっかく新たないいものを注がれたり、受け取ったりする機会が巡ってきても、自分という器の容量がいっぱいいっぱいになっていて、今ひとつバランスが整っていないこと。そして、その器の中身をよくよく確かめてみると、いらないものや余計なもの、これまでは役に立っていたかもしれないけど、今の自分にはまったく不要なものでいっぱいになっていると思えたのです。整体の先生からもそのことをたくさん指摘されました。耳が痛くなるくらいに。

自分という器は空にしておいた方が、自分の能力をもっと効率的に活用できるし、もっと可能性を広げることができると思いました。それと、器として何を受け取り、何を注ぎ入れるのかを、もっときちんと意識して自覚するのも大切だと思うのです。

立春を前にして、自分という器のリセットができた感じです。ここからまた、新しい季節のサイクルが始まります。

森羅万象の聲 The Voice of The Universe

宇宙詠みのMaribrengaëlとスピリチュアルカウンセラーのNaoyaの共同運営による情報発信のメディア。惑星の動きや配置、星座、移ろう季節の空気感。ここではそういったつかみどころがなくて見過ごしがちな、だけどとても大切なことを、読みものや現実的に役立つ情報として発信していきます。