宇宙のグルーヴを感じてみる。

Naoyaです。

クリスマス気分も年末気分もないまま、2020年を迎えました。あくまでも個人的にそう感じたのですが。

今日は二十四節気の23番目、小寒です。二十四節気のサイクルも、次の大寒でいよいよおしまいです。小寒は「寒の入り」と言われるタイミングです。小寒から立春の前日までのひと月を「寒の内」と呼び、一年でもっとも寒い時期へ突入しました。

今日から仕事始めという方が多いのではないでしょうか。お正月気分もそろそろおしまいです。明日7日は七草粥を食べる風習があります。七草粥というものは、古代中国の五つの節句のひとつで、1月7日の「人日(じんじつ)の節句」のときに食べられたお粥がルーツ。元々は7つの穀物(米、麦、小麦、大豆、小豆、栗、黍)をおかゆにして食べていたものが、後に7つの草に置き換えられて現代に至ります。ちなみに五つの節句の他の4つは、上巳(じょうし、3月3日。現在の桃の節句、雛祭りに当たる)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)です。

昨年末で2020年の「宇宙詠みチャート」の販売が終了しました。「宇宙詠みチャート」をつくり始め、チャートに親しみながら年を重ねるごとに、人間の都合でつくられたカレンダーとは違う「宇宙の流れ」みたいな存在を強く感じています。

もっと自由なグルーヴを感じさせるような流れ。

クリスマスや年末という雰囲気をまったく感じなくなってきているのも、一般的なカレンダーを元にして、人間がその暦のフォーマットをはめ込んだだけ…という感触が強まっているせいかもしれません。

宇宙には人間がコントロールすることのできない大いなる意思が存在しています。それは一般的なカレンダーの暦なんかに当てはめられないもの。だからカレンダーというものは、人間生活における一応の目安でしかないと捉えています。今年はそんな宇宙のグルーヴにより身をゆだねてみようと思っています。

世間的な正月休みが終わったら、僕は寒川神社へ初詣に出かける予定です。寒川神社は全国で唯一の八方除けの珍しい神社。ほとんど冬にしか行ったことがないのと、寒川という地名の字面のせいで、寒空の下で参拝するイメージが強いです。

冬の澄み渡った寒い空気の中、広い境内に立って包み込まれるように大きな青空を仰ぎ見ると、宇宙的な何かを感じます。僕は寒い空気の中にいると感覚が冴えて、よりいっそう研ぎ澄まされてきます。寒川神社はとても不思議なところにあるのですが、周りに高い建物や遮るものが何もないので、空を広々と感じることができます。実際、寒川神社というのは太陽の運行を元にして、御来光のライン上につくられているんだとか。奈良の天河大弁財天社も宇宙的な何かを感じる神社ですが、寒川神社はそれともまたちょっと違った感じです。

ところで先日、友達が連れて行ってくれた居酒屋で、店主に「この人の仕事、何だと思います?」と、僕の仕事を当てさせようとする友達。「んーー」と考えていた店主はひらめいたように「JAXA!」と言いました。「宇宙を感じたんだ」と友達がかなり笑ってました。年末の京都では、整体の先生から「ヨガや瞑想っていうのは、宇宙と繋がるための前段階の準備のようなものだから」と言われました。昨年は自分の体という小宇宙を散々探索しながら調整してきたわけですが、そんな一年を終えようとするタイミングで、やたらと宇宙というキーワードを耳にするようになりました。それは明らかに自分の外に存在する宇宙。まるで次の展開を匂わせるようにも思えました。

ちなみに、森羅万象は英語に訳すと "the universe" で宇宙という意味です。

森羅万象の聲 The Voice of The Universe

宇宙詠みのMaribrengaëlとスピリチュアルカウンセラーのNaoyaの共同運営による情報発信のメディア。惑星の動きや配置、星座、移ろう季節の空気感。ここではそういったつかみどころがなくて見過ごしがちな、だけどとても大切なことを、読みものや現実的に役立つ情報として発信していきます。