小さな村は宇宙の中心だった

Maribrengaëlです。

もうすぐ、幸せの惑星、木星が射手座に滞在した約1年が終わります。(そちらについての詳細はYouTube配信 射手座アドベンチャー をご覧ください)とにかく、振り返って感じることは、「自分らしく生きたい」と誰しもが思っていただろう、ということ。例えば、その「自分らしく」ということがどういうことかわからずとも、とにかく理想ではない場所にいること、理想ではないことをしていること、理想ではないひとと一緒にいることに、強い違和感を感じていたはず。

もしかしたら、私が一番好きかもしれないテレビ番組?と言えるほどのものがあります。BS日テレの長寿番組「小さな村の物語 イタリア」です。毎回、イタリアの名もあまり知られていない小さな村に住むひとの人生が紹介されます。ここには世界中の人が知っているローマもミラノもベネツィアもフィレンツェも出てきません。

私が最近見たのは、フィレンツェの第一線でデザイナーとして活躍していた女性が、生まれ故郷の村に帰ってきて大好きな服作りを続ける、という話でした。フィレンツェでデザインの大学に通い、一流ブランドのデザイナーチームで働いていた彼女。もちろんそれは、自分自身にとって大きな夢の実現だったのですが、忙殺されながら働いているうち違和感を感じてきたと言います。

「自分らしく働ける場所とはどこか」

彼女にとってそれは、モードからはかけ離れた自身の生まれ故郷でした。小さな村だけれどその場所こそが彼女にとって宇宙の中心。両親の営むカフェバーの地下にある彼女のアトリエには最先端の刺激はなくとも、彼女が求めているものがありました。そこで服作りをすることが彼女にとっての「自分らしく」だったのです。これ、私も時々思います。自分らしくいられる場所は、どんなに田舎であっても無名の場所であってもそこが宇宙の中心だということ。もちろん、逆に大都会にいるからこそ自分らしくいられる、という人もいるでしょう。自らが場所を生かす人がいる一方で、場所に生かされる人がいます。自分がどちらのタイプかは、実際にそれをやってみないとわからないところです。

さて、本日は射手座新月。もしかしたらそんな彼女のように半信半疑で「理想の地」へ旅立つ人がいるかもしれません。木星射手座期も最後にさしかかるラストチャンス。まだ間に合います。行動しなくとも、決心だけでもしてみましょう。自分の理想について。

イタリアの彼女の星座はわかりません。「自分らしく」を見つけたならば、もしかしたら射手座なのかもしれないなぁと思いながら、今日はイタリア・マルケ州のワインを飲みます。

Les Chronovoyageurs...

※日本時間 11/27 00:07 に新月となります。

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宇宙詠みのMaribrengaëlとスピリチュアルカウンセラーのNaoyaの共同運営による情報発信のメディア。惑星の動きや配置、星座、移ろう季節の空気感。ここではそういったつかみどころがなくて見過ごしがちな、だけどとても大切なことを、読みものや現実的に役立つ情報として発信していきます。