五感から暦を意識する。
Naoyaです。
今日は二十四節気の18番目、霜降(そうこう)です。「しもふり」ではありません。稲を刈り取った田んぼに初霜が降りる時期という意味です。そして、昨日から蠍座のシーズンになりました。
10/15からしばらく京都に滞在してきました。着いた初日の昼間は、かなり陽射しが強く暑かったので、上着をホテルに置いたまま、Tシャツで自転車に乗って移動していたのですが、夜になったら超寒い。次の場所へ早く移動しようと急いでペダルを漕ぐと、向かい風のおかげでさらに寒くなる。ゆっくり漕ぐと、寒い空気の中での滞在時間が長くなってしまう。だから早く漕ぐ、すると向かい風が…みたいなひとりコントのような状況でした。あぁ、こういうのが秋なんだなぁ。調子に乗った自分が馬鹿でした。
京都では街のあちこちから金木犀の香りが。花の姿を目にしなくても、どこからともなくふんわりと甘い香りが漂っていて、秋であることを嗅覚で感じていました。横浜に戻ってきたら、同じように金木犀のいい香り。駐輪場の脇に植えられた金木犀の樹には、オレンジ色の小さな花がたくさん咲いています。沈丁花やジャスミン同様、大好きな花の香りのひとつです。
10月頭の残暑の厳しさに、いつになったら涼しい秋になるのだろうと思っていましたが、気づけばあっという間に肌寒くなっています。夜中に寒さを感じて目が覚めたので、掛け布団を1枚増やしました。なかなか片付けることのできなかった扇風機も、ようやく片付けられます。
夜のひんやりとした肌寒さ、金木犀の甘い香り、掛け布団の温もり。そんなことから秋が深まっていることを実感しているところです。
五感から暦を意識することって、とても自然で大切だと思っています。
カレンダーや手帳に書かれた暦を、頭で理解しがちな人が現代は多いと思います。でも、自分の肌で感じる温度や湿度、空気や風の匂い、目に映る花や植物、空の色や高さ、その時期ならではの鳥や虫の鳴き声、旬の食材の味わいなど、五感を駆使してそのときに出会えたものや微細な変化を感じてみると、もっと研ぎ澄まされて、それまでとは違ったものが見えてくると思います。暦はあくまでも、季節の進行を知るためのただの目安だからです。同じ季節が繰り返しているようで、毎年同じということはありません。
2020年版「宇宙詠みチャート」のダウンロードを、一昨日から開始しました。昨年の2019年版はちょうど霜降くらいのタイミングから予約を開始していましたが、今回は早めに準備していたので、こんなタイミングになりました。2020年はひと区切りの大事なポイントの年。そんな一年のお供としてぜひどうぞ。
今年は台風が多発していて、被害に遭われている方も少なくないようです。一日も早く復旧できることを心よりお祈りしています。
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