そろそろ未来の話をしよう
Maribrengaëlです。
8月は最も「過去」を振り返ることが多い月のような気がします。今日は終戦の日で、今年もまた終戦を知らせる古いラジオの音が、1945年と2019年を時を超えて繋ぐのでしょう。また、そのような歴史的な「過去」だけでなく、お盆に帰省して自分自身の「過去」と久しぶりに再会している人も多い時期です。
今年はそんな8/15に、水瓶座満月となります。世間の過去を振り返る雰囲気とは正反対に、水瓶座で起こる満月はいつも、未来へ向かう力を与えてくれます。「ところで、そろそろ未来の話をしない?」と言われているような。それは「過去」をなかったことにしたり、忘れる、ということではありません。「過去」も「今」も「未来」も一本の線で繋がっているので、「過去」も「未来」の一部だからです。よく「過去」は変えられないと言いますが、「未来」でその意味を変えることはできます。だからこそ、このへんで未来へのスイッチをONにしましょう、ということです。これからの流れをみると、今ここで、過去に退行していくことは、時間のはざまに取り残されることを自ら望んでいるようなことです。
少し前に、某女性歌手の暴露本が発売されました。そのすべてを私は読んではいませんが、1999年頃の渋谷で流れていたあの曲たちは、どうりで私たちの胸を打ったのだ、ということだけがとても腑に落ちました。そして、疑問に感じるのは、なぜ今その話を?ということです。ニュースのコメンテーターたちも、口々にそれに言及していました。単なるPR戦略だとしても、そこはかとない違和感。あれは、彼女もしくは彼による「過去」に対するケジメだったのかも、と最近ふと思いました。普通にその後お互いに別々の人と恋愛をし、結婚もし、すべて乗り超えていたかに見えて、その「過去」を超えていなかったのかもしれない、とも。そして、その「過去」を世間に公表することで、矢印をやっと本当の意味で「未来」に向けられた…のだとしたら、このことはまさに今するべきことだった、ということになります。
私たちにも、そういうことってあると思うんです。超えたかのように見えて、超えられていない「過去」。それがかつての自分自身だったり、大恋愛の相手だったり、また別の何かであったり。普段は普通にやり過ごしていたとしても、ずっと連れてきている「過去」。それとはもう、完全に決別の時なのです。それはもう私たちの「未来」の一部なのだから。
突然、ゴシップを取り上げてしまったのですが、そう考えるとなるほど…と思えてきます。「未来」を生きるためにみんな、やるべきことをここ半年間でやってきたのかもな。何のことだかわからない…という方はごめんなさい。とにかく私が伝えたいのは、今日からは、「過去」ではなく「未来」の話をしましょう、ということです。
Les Chronovoyageurs...
※日本時間 8/15 21:30 満月となります。
0コメント