クールダウンのとき。

Naoyaです。

今日は二十四節気の14番目、処暑です。処暑とは暑さが和らいで収まるという意味。残暑はまだもうしばらく後を引きそうですが、陽射しは徐々に弱まってきて、朝晩の暑さも和らいできています。夜、近所を歩いていたら、虫たちの鳴き声が聞こえてきました。着実に秋へと向かって進んでいるのを感じます。

今日から乙女座のシーズンへ突入です。「お盆を過ぎると暑さが和らぐ」みたいな言い方を昔から日本ではよくしています。宇宙ではちょっと前まで獅子座に集まっていた太陽や火星、金星、水星、月が乙女座へと移動することもあって、どこか賑やかでヒートアップしていた空気感にも落ち着きが出てきています。熱く燃え盛る火の星座の獅子座から、ひんやりと安定感のある土の星座の乙女座へシフトしている流れ。確かに暑さも夏のヒートアップの原因ではありますが、星たちの動きも空気感を生み出す原因になっていると思っています。地球上の季節の移ろいと宇宙の動きが、しっかりとシンクロしているのを感じるのです。

この夏はクールダウンという言葉を頻繁に口にしたり、Twitterでつぶやいたり、実生活の中で意識しながら、さまざまなことを実践していました。膨大に目まぐるしく溢れ返った情報を追いかけていると、すぐに頭に熱が上がりやすくなる今の時代ですが、ここ最近の尋常じゃない酷暑の中、いつもと同じように頭を使いまくっていると、確実にショートしてしまいます。

前回の僕の更新でも書きましたが、この夏は鍼灸の先生からおすすめされた氷のうを使いまくってました。実はカードリーディングは相当な熱量を使うため、頭に熱が篭りやすくなります。なので、特にやることがないときは何も考えず、頭を氷のうで冷やして、強制的に頭を休めるように配慮しています。もちろん、睡眠も充分に取っています。

とにかく常に忙しなく動いていないと、落ち着かないという人は多いかと思います。誰よりもいち早く情報を入手したいと、頭が休まる時間がないくらい、無意味にずっとスマホをいじっている人もいるでしょう。LINEで連絡したら、返事を今か今かと待ち構えて頭をピキピキさせていたりとか。

少しクールダウンを意識して、頭の中の雑音を静めてみるのもいいかもしれません。

たとえば、スマホやパソコンに触れる時間を減らしたり、無駄に頭に熱が上がりそうな場所や人、情報からは距離を置いてみる。そういう工夫や配慮を意図的に、自分のために施すことが大切です。

夏は何かと楽しかったり、気分が高揚しやすかったり、周りの盛り上がりについつい同調しやすいと思いますが、そんな季節も終わろうとしています。心身を養生するためにクールダウンをしてみてください。

ところで。日本の8月は一年の中でも、もっともさまざまな祈りが捧げられる時期と言ってもいいでしょう。広島・長崎の原爆、終戦記念日、日航機墜落事故、そして、それぞれの祖先の霊を祀るお盆、など。

祈りは心が静まる「個の時間」です。どんなに多くの人が同じひとつのことに対して祈りを捧げていたとしても、それぞれの「個の時間」だと思っています。夏はもっとも暑い季節ではあるものの、鎮魂の祈りをそっと捧げていると、自然と心が穏やかに静まっていきます。

暑さの中で冷静に自分と向き合う。そんな尊いひとときを忘れずに持つことを、夏はふと思い出させてくれる気がします。

森羅万象の聲 The Voice of The Universe

宇宙詠みのMaribrengaëlとスピリチュアルカウンセラーのNaoyaの共同運営による情報発信のメディア。惑星の動きや配置、星座、移ろう季節の空気感。ここではそういったつかみどころがなくて見過ごしがちな、だけどとても大切なことを、読みものや現実的に役立つ情報として発信していきます。