あの夏、午前3時の出来事
Maribrengaëlです。
夏はこれからと度々お伝えしていますが、いよいよ始まります。昼頃獅子座新月が起こったあと、数分遅れて水星逆行が終了。「2019年夏」の幕が上がるようなタイミングです。2019年…子どもの頃からしたら近未来チックな西暦ですが、変わらず蝉が鳴き、風鈴の音がしてくる昼下がりです。
獅子座の人を思い浮かべる時、少し星座のことを知っているなら「王様、女王様気質」というイメージが浮かぶかもしれません。そして、獅子座の人はそんなつもりはなくとも、「堂々としている。」とか「自信ありそう。」と言われる…という人も多いと思います。これどちらも良いことなのですが、それが出来ない人にとっては、なかなかジェラシーなのかもしれませんね。
私が獅子座を考える時、真っ先に思い出すのは大学からの友人A。色々な部分で熱すぎて直球すぎて「自己中」と言われることがありました。大学の後に仲間で行くカフェも、ドトールかベローチェかで意見が割れると、「私ひとりでドトール行くからいいよ。」と少し怒り気味に歩いていってしまうタイプ。そうすると、「私がAについていくから、みんなベローチェ行ってていいよ!」とフォローして追いかけていくのが、蟹座のSでした。でもその後気づいたのは、Aが極度の「寂しがり屋」であること。王様や女王様は実際孤独だ、ということがありますが、それに近い感じで、怒りの根源は寂しさ、だったのです。Aがそんな態度をとる時、私はドライに「ほっとこう。」と言うまさに面倒なことには首をつっこみたくない双子座気質だったのですが、なぜかAから個人的に怒りを買うことはなく。ある日、何かの流れでAの家に泊まることになったのです。真夏の深夜。コンビニで買ったビール片手に家まで歩いていると、Aが「誰にも言っていないこと話してもいい?」と言うのです。私が(仲いい誰かの文句だったらやだな~。)と思っていると、「すっごい怖いんだけど、家に何かいるみたいなの。」とAが少し怯えて笑うような感じで言うのです。一瞬きょとんとして、深夜の路上で「ギャ、ギャー!」と声を上げたことを覚えています。
「でも普通に生活している分には大丈夫。勘違いかもしれないし。」家のドアを開けながらAがそう言って、とりあえず音かけよう…ということになり、エリーシャ・ラヴァーンのI may be singleを深夜なのに結構なボリュームでかけたりしていて。その後色々話をしてるうちに、なんとなくさっきの話も忘れてきていて、Aがお風呂に入っている間、私は寝転んで携帯(ガラケー)のメールを見てました。音がもう止まっているのもあまり気づいていなかったのですが、気づくとポンポンポンという木魚のような音が…。「気のせい、気のせい…。」と思いながら、寝転んで床に耳をつけていると下からお経のような声も。時計を見れば 午前3時近く。きっとこれを聞いた人は、「下の階の人がお経読んでたんじゃない?」と言うのだと思いますが、Aの家はマンションの「1F」だったのです。
もちろん、お風呂から出てきたAにはそのことは言わずに、別の話をしてごまかしていると、突然携帯にメールが入りました。ビクっとなってメールを開くとそこには数字の羅列が。
「41041232851346304」それはベル打ちで解読すると「ダイジョウブ」…。
パチンと携帯を閉じて、私は顔面蒼白。さすがに、そのメールはAに見せて、二人で大パニックに。でもそれ以降、何かの気配はぴたっとやみ、引っ越すまで何もなかったのだとか。という突然のホラー落ち話でした。
獅子座新月→獅子座と言えばA→Aと言えばあの夏の夜の出来事、という思考回路でお届けしました。もう一度言います。夏はこれから、です。
Les Chronovoyageurs...
※日本時間 8/1 12:13 新月となります。
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