人生の雪解け。

Naoyaです。

水栽培で育てていたヒヤシンスが、気づけば満開になりました。赤い花が咲くと球根のパッケージに書いてあったのですが、フューシャピンクみたいな色でした。昼間は外で陽の光に当てていますが、夜は部屋の中へ。とてもいい香りに包まれています。

今日は二十四節気の2番目の節気、雨水です。雪は雨に変わり、冬の間に積もった雪や氷が解けて流れ出して、大地を潤す頃とされています。大地が潤うことによって草木は芽吹き、動物たちも活動を始めていきます。そして今日から魚座のシーズンの始まりです。

映画「タイタニック」のリマスターが2週間限定での公開だったので、観てきました。

オリジナル公開時の若かった頃の自分は、「ハリウッド映画は観ない」という謎のこだわりを持ってました。で、今はなきシネマライズという渋谷の映画館あたりで公開してそうな単館上映系の癖のある作品ばかり気取って観ていたので、ゆえに「タイタニック」は完全にスルーでした。テレビで何度も放映されてもスルー状態。ですが今回、3DでリマスターでIMAXでの2週間限定上映(IMAXは1週間)ということで、歳を重ねた今、心が動いたので観ました。人生初「タイタニック」です。いやぁ、本当に観てよかったです。とにかく泣きました。

やっぱり名作と呼ばれる映画は、観ておかないと。昨年の「トップガン」に続いて、この作品を観てそう思ったのでした。謎のこだわりに縛られずに大人になったな、自分。そんな気分です。

ドラマティックでエモーショナルかつ、涙を誘う海の物語のこの作品が、魚座に移行するシーズンにリヴァイヴァル公開されるというのは、まるで宇宙の流れと示し合わせたかのように思えます。若い頃の自分は感動的なものを避けていたように思います。ちょっと冷めたふりをして、それがかっこいいことだと思っていたのかもしれません。そんな自分も今となっては、いらないこだわりが解けてしまっていて、人生を楽しむ幅が若い頃より広がっています。こだわりはこだわりとして持っていてもいいけれど、人生の幅を狭まらせてしまう凍結したようなこだわりは本当に邪魔だと思っています。最近はそんな凍結したものが自然と解けていくような、もしくは自分の手で瞬時に砕いてしまうような動きになってきています。ミュージカルが苦手と言っていたけれど「ラ・ラ・ランド」を観て、ラストで大泣きしてしまうなんていうこともありました。

歳を重ねてきた自分の内面は、エモーショナルに波打ちやすくなっているという感じです。

もちろん嘘臭い感動だとか作為的なお涙頂戴だとか、もしくはフェイクには一切引っ掛からないのですが、音楽や映画に触れたときに心をスッと掴まれるような感触があったら、自分を完全にゆだねてしまいます。だから、かなり心が揺さぶられるんです。それが楽しいし、心地いいのです。それはまるで、人生で雪解けを迎えたような感じです。

森羅万象の聲 The Voice of The Universe

宇宙詠みのMaribrengaëlとスピリチュアルカウンセラーのNaoyaの共同運営による情報発信のメディア。惑星の動きや配置、星座、移ろう季節の空気感。ここではそういったつかみどころがなくて見過ごしがちな、だけどとても大切なことを、読みものや現実的に役立つ情報として発信していきます。