バランスを取り戻す
Maribrengaëlです。
私の鑑定には、Balanceというメニューがあります。色々な占いでは、相性の良し悪しが明確にわかるものがありますが、あえて相性じゃなく二人にしかない”Balance"を見るようにしています。それは、恋愛だけでなく、親と子、友人、兄弟、同僚、上司部下など色々な人間関係の間に働いているパワーバランスのことを指します。今なぜ、この話をするかと言うと、様々なバランスの崩れを体感して、疲れている人が多いからです。それは「天秤座の満月」を迎えるにあたり、誰かとの本当のバランスが浮き彫りになっている、ということですが、それは単に運が悪いのではなく、次の新しいバランスを生み出そうとしているところだということも覚えていて下さい。パワーバランスが変わる時は、不安定になりやすい。誰かとの間にある天秤は揺れるかもしれませんが、今はそれでいいのです。
宇宙的には、春分(3/21)で新たなスタートを切っていますが、日本では年度末で締め、4月には新しくスタートを切るような行事が多く心と体が常に動いていて、体力と精神力をロスする時なので、この週末は特に、「自分のバランス」も整えるような休息を取ってくださいね。桜も満開で、世間もずっとザワザワしているので、「活動的にならなければ」というスイッチが入りっぱなしになるような時期ですが、数時間でもいいのでそのスイッチをオフにしてゆっくり過ごして下さい。
特に、「天秤座」は風の属性。そして“自由”を好みます。しかしこの“自由”というのが、同じ風の属性である「双子座」「水瓶座」とは違い、誰か何かのためには犠牲に出来るところがあります。この影には、「天秤座」の正義感の強さがあるような気がしています。天秤座は、ギリシャ神話で女神アストレアが持っていた天秤が起源となっているそうです。そして、そのアストレアこそ、とても正義感の強い女神で、民衆を悪から救うため奔走していたようです。最終的には悪に傾き手に負えなくなった民衆を見限り、空に帰り星座になったと。また、昼と夜を図る道具だったとも言われていて、だからこそこの春分(昼と夜の長さがほぼ同じ)に近い満月なのか、とも思ったりします。
この「天秤座の満月」では、バランスを整える上で、今自分が「犠牲にしている」と感じる部分に注目して、それを少しでも取り戻すことを考えて下さい。知らず知らずのうちに、犠牲にしていた部分の不満を解消することで、バランスを取り戻せます。まさに、今、私も花粉症が重症化して体調を崩しているのですが、そういうことかな、と。ちなみに、これを公人でわかりやすく表している人は…と思ったら、浜崎あゆみさんでした。わかる。
誰かとの時間を持とう、楽しもう、休もう、寝よう、ひとりで過ごそう、もう何でも。少し最近、犠牲にしすぎてきたかもしれないですね。そんな部分を許してみるとよいと思います。誰かとの間にある天秤のバランス、自分自身が持つ天秤のバランス、のメンテナンスを。その潤滑油は、心の犠牲を解き放つこと、それが今の『森羅万象の聲』…なのかな、と。
Les Chronovoyageurs...
※3/31 日本時間21:37に満月となります。
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