人生の断層。

Naoyaです。

今日は二十四節気の15番目、白露です。白露とは、夜の間に大気中の水蒸気が冷却されて、朝、草や葉に白い露が結ぶことから名づけられたと言われています。だいぶ涼しく過ごしやすい陽気になってきました。白露の翌日9月9日は重陽の節句です。そろそろ近所の神社の境内で、肉厚の花びらの菊の花が美しく咲く頃です。

ちょうど今、2023年「宇宙詠みチャート」の解説動画を撮り終えて編集をして、チャートの最終確認をしているところです。今回で6年目となるチャートですが、自分の中での一年のルーティンであり、風物詩のような感じになってきています。そろそろそんな季節かぁ、という感じです。今回は例年より前倒しで作業を進めているので、いつもよりちょっと早めに皆さまにお届けできるかと思います。そちらもお楽しみにしていてください。

今回、チャートをつくっていて感じたのは、やはり時代が切り替わっていくグラデーションのようなものです。2023年は約16年ぶりに冥王星が移動し、約3年ぶりに土星も移動するのですが、そういう天体の事象は事象として捉えつつも、世の中の流れの変化を日々肌で感じることが多いです。去年の今頃は何をしていただろうか、と思い出してみると、明らかに違う風景を見ているのを感じます。もちろん、一昨年の今頃とも違う風景。

時間というものを横の流れとして感じている人が多いと思います。過去を振り返るとしても、横にスライドさせるような感じで振り返ることのが多いのではないでしょうか。チャートをつくるようになってから、時間を縦切りで感じることが多くなりました。さまざまな星の運行や状況も縦切りで見ると、意外な発見があったりします。2023年の3月に土星が魚座に入るのですが、前回、土星が魚座に入ったのは約30年前の1993年5月からでした。実は今、その頃と同じテーマが浮上していることに気づいたのも、縦切りで見るようになってからなのです。そのテーマについては、2023年のチャートの挨拶文に書いたので、ぜひそちらをチェックしてみてください。

縦切りで見てみると、自分の成長や進化もよくわかりやすいです。最近、Facebookはほとんど放置状態に近いのですが、「過去のこの日」が見られる機能だけは毎日チェックしています。あれはまさに縦切りで過去を振り返られるからです。1年前から10年前までの「今日」は何をしていたのか。見てみると、似たような時期に京都を訪れていたり、熊野を旅行していたり、あるいは朝マナの周年の日を迎える気持ちが、年々どう変化しているのかなどが見られるので、とても重宝しています。

それはまるで、自分の人生の断層を眺めるような感じです。ぜひ縦切りで過去を振り返ってみてください。気づいていなかったことに気づけたり、新しい発見があったりするかもしれません。

森羅万象の聲 The Voice of The Universe

宇宙詠みのMaribrengaëlとスピリチュアルカウンセラーのNaoyaの共同運営による情報発信のメディア。惑星の動きや配置、星座、移ろう季節の空気感。ここではそういったつかみどころがなくて見過ごしがちな、だけどとても大切なことを、読みものや現実的に役立つ情報として発信していきます。