惑わす星。
Naoyaです。
今日は二十四節気の6番目、穀雨(こくう)です。穀雨には「雨が降って百穀を潤す」という意味があり、稲を初めとしたさまざまな穀物の成長を促す雨が降ると言われる時期です。
穀雨は十二星座の牡牛座の始まりでもあります。今はちょうど天王星が牡牛座期になってからひと月が過ぎたところ。木星は射手座で逆行していて、この後4/25からは冥王星が山羊座で逆行を開始して、4/30からは土星が山羊座で逆行します。そこらへんに関する詳しいことは、Maribrengaëlさんが何かしらで書いたり、YouTubeで話したりしてくれると思うのでおまかせするとします。
「惑星」という名称は天文学者たちを惑わす様子や、天球上の一点に留まらず位置を変える様子から「惑わす星」「惑う星」ということで名づけられたのだそうです。星の動きで惑わされるといって、僕が真っ先に思い浮かぶのが水星逆行です。
水星逆行になると実体のつかめない不安感に惑わされる人は意外といるみたいです。もちろん星の作用というものもあるとは思いますが、星たちは意図的に人を惑わしているわけではないし、星たちも惑って動いているわけでもなく、我々が勝手に惑って反応していたり、星が惑っているように感じていたりするだけのことです。星の性質や動きに対して意味づけをして、そこに自分の心情を当てはめようとしていると言ってもいいかもしれません。科学的なものと心理的なものか共存しているのが宇宙というものなのでしょう。
昨年、京都の清明神社の宮司さんとお話ししたとき、2019年の僕は星の配置的に流れが停滞するそうで、準備期間に当てた方がいいと言われていました。寒川神社で手に入れた「さがみ暦」にも同じことが記されていました。実はマナカードでリーディングしたときも、「ここでひと区切り。アウトプットよりインプットを」という結果が出ていました。でも、不安になったり焦ったりすることはありません。これまで続けてきていることは継続しつつ、そういう大きく制限のかかった時期を、トラブルや事故がなく無事にやり過ごす方に気持ちを切り替えて過ごしています。今年のテーマとして掲げた体のケアということは、そこに繋がっているのかもしれません。
星の動きを気に留めて行動するのはいいですが、あまりそれを過剰に気にしすぎて、振り回されない方がいいでしょう。自分にとって思わしくない星の配置や、制限をかけてくるような星の動きになったとき、その状況下で効率よく活動するにはどうしたらいいのか。いろんな可能性を考えてみてください。自分に合ったベストなやり方が必ずあるはずです。
満開だった東京の桜の花。今年は寒さのせいもあって、花がかなり長持ちしていたようですが、気づけば薄紅の花びらは散って、無数のガーネット色の萼(がく)を少しずつ覆い隠していくように葉桜の緑がどんどん茂っています。これからは春の雨で潤いながら、さらに緑が美しくなっていきます。何気に雨が多くなっていく時期ですが、穀雨が終わる頃に八十八夜を迎えます。立春から数えて88日目が八十八夜で、この頃から霜が降りなくなり、不安定な気候の春が終わって暦の上では夏になるのです。
暖かくなったかと思ったら寒くなり、また急に暖かくなる。そして、雨が降ったりもする。春の気候に心も体も不安定になりやすいかと思います。季節のそんなの移ろいもこの地球という星が、まさに我々の心や体を惑わせることのように感じるかもしれません。しっかりと体調管理をしていれば、惑わされることはないかと思います。
きちんと管理して、安定した心と体をキープしましょう。
0コメント