右回転を求めてる。
Naoyaです。
最近レコードがもの凄いブームになっているようです。気づいたら地元のブックオフでも、アナログコーナーがガツンと設置されていてびっくりしました。山下達郎さんの昔のカタログが順々にリマスターされて再発されていますが、再発のトップバッター「FOR YOU」のアナログがかなり売れているそうです。一時はアナログのプレス工場もかなり縮小されるだの、レコード針の生産が終了するだのというニュースもあったのに、みんながアナログに回帰しているのを見て、嬉しくもありながらなんとも不思議な気分になってます。
なんで人はそんなにレコードに魅了されるんだろう。
そんなことを考えましたが、音の分厚さやまろやかさだと思いつつも、アイテムとして持っておきたいという物欲的な部分の刺激なんだとも思います。でも、レコードに魅了される理由として、僕の中で辿り着いた持論があります。
京都でお世話になってる整体の先生から、体の捻じれを取る施術をしてもらっているのですが、先生の言っていることを簡単にまとめると、地球は左回転でただでさえ負荷がかかるのだそう。そして、それに引っ張られ過ぎると調子が悪くなるとのこと。なので左方向への捻じれを取るために、体を右回転にグイグイと戻すような治療をいつも施されています。そうすると本当に調子が整います。そういえば時計は右回り。時間の進行方向は地球の自転とは逆なんだよなぁ、とふと思ったりもして。
で、レコードは右回転なんですよね。だから聴いてて調子が整うような感じで、しっくりくるのかなと思うんです。CDも右回転だと思う人もいると思いますが、あれって演奏面じゃない面から見ると右回転だけど、演奏面側から見ると左回転なんですよね。つまり地球の自転と同じ方向ってことです。僕はCDで聴くよりも、レコードで聴く方が体に馴染む感じがします。もしかしたら多くの人が気づかずに、僕と同じことを無自覚にレコードに対して感じているのかも。まぁ、これは僕が体感として感じていることですし、先生に確認していないので詳細はわかりませんが、でも、なんとなくそんな感じがしています。
今日は二十四節気の9番目、芒種です。芒とは、穀物の種子の先にある毛のことで、芒種は穀物を植えるという意味です。梅雨が近づいてくる今の時期は、田植えのシーズンです。
地元のブックオフで松任谷由実さんの「PEARL PIERCE」のレコードを入手しました。ミントグリーンのジャケットは、初夏の今にぴったり。やはり大きなジャケットで見ると味わい深いです。これは1982年6月21日にリリースされた作品。1982年の夏至は6月22日だったので、夏至前日ということになります。残念ながらうちには今、アナログのプレイヤーがないので、サブスクで聴きながらジャケットや歌詞カードを見ています。ブックレットには安西水丸さんのシンプルなイラストがたくさん描いてあります。このイラストはもちろんサブスクで見ることはできないし、CDでも見ることができません。僕にとっての「PEARL PIERCE」は、夏の風物詩のような作品です。
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