地下鉄の憂鬱
Maribrengaëlです。
都心に住んでいる時は、山手線よりも地下鉄は空いていて大好きでした。世界からみても東京メトロは清潔で安全だし、なるべく山手線に乗らずに移動できる手段をどこに行くにも考えていた気がします。この前久しぶりに都内でその大好きだった地下鉄に乗って(といっても1週間くらいしかたっていないけれど…)今まで気づかなかったことに気づきました。とにかくみんな疲れてる…暗い。ということに。今まではきっと楽しいことはあれど、自分もそのうちの一人だったし、紛れて何も感じていなかったのか…サッカーの長友選手が「日本帰ってきたけど、猫背で、表情暗い人かなり多いなぁ。 みんな疲れてるんかな。」とツイートしていたのを思い出していました。すると、目の前に立っていた女性二人組(推定35歳くらい)が話し出しました。
A「〇〇課の〇〇さん、今月で仕事やめてしばらく海外留学するらしいよ。この年でよくやると思う。私は無理。第一、こんな忙しい会社辞められないじゃない。空気読めって思う。」
B「いや…実は、私も6月で辞めるの言ってなかったっけ?」
A「…え!?」
B「沖縄で暮らしてみたいって言ってたじゃない?嘘つけなくなっちゃってさ…ハハハ。実は沖縄での就職先探しているの、今。」
残念ながら、ここで私は電車を降りてしまったので、その後はわかりませんが…。すごーく「今っぽい会話」だな、と。嘘のつけない時代。みんなの幸せを願う木星が欲望に忠実な蠍座に入っているからかわかりませんが、「自分の幸せは自分で選択する」ようなところがあるのです。そりゃあ、上司に言いにくいとか、誰かに迷惑がかかるかも、とか、多少のトラブル、心配事はあるかもしれませんが、結局は自分の人生。時間は有限だし、苦しくてつらいことを続けることこそ正しい生き方という考え方は幻想。自分の幸せを選択して掴んでいく、そういう人が特に、去年の後半から増えているな、と感じるわけです。特に、電車に乗っていたAさんのようなタイプの人は、いろんな人からの評価や自分で決めつけている常識を一旦取り払って、自分の深い願望に耳を澄ましてみて下さい。日曜夜のナーバスは、永遠に続くものではありません。
地下鉄に乗って「疲れている人が多い…暗い。」と感じたのは、「楽しいこと、休むこと」になぜか罪悪感を感じる日本人のジレンマが蔓延しているからではないのだろうか。幸い、そんな時代は終わっているのに、地下鉄は明日からまたたくさんの憂鬱を乗せて、首都圏を走り回るのだろうか…。
「時代に乗り遅れているかもしれない」と感じた人は、明日朝の「蠍座の満月」の力を借りて、砂の底に押し込めてしまった願望を取り出して下さい。その願望、まったく夢ではないし、月曜日の朝を照らす一筋の光となるはず。
Les Chronovoyageurs...
※ 日本時間4/30 9:59 に満月となります。
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