1990年の夜空 再び
Maribrengaëlです。
私が初めて「宇宙」を強く感じたのは、TBSの記者、秋山豊寛さんが日本人で初めて宇宙へ行き、連日そこから中継していた時でした。1990年の冬のこと。今でこそ、日本人の宇宙飛行士は何人もいるけれど、日本人で初めて宇宙に行ったのは、宇宙飛行の訓練を受けたテレビ局の記者でした。TBSは連日、宇宙からの様子を中継し、「今静岡県上空です。富士山らしきものが見えます。」という、秋山さんの声に反応して、真冬の庭に飛び出して、夜空を見上げたものです。秋山さんの搭乗しているロシア製のソユーズロケットは、星のような白い輝きを放ちながら、肉眼でもわかるゆっくりとした流れ星のように、夜空を移動していました。
「宇宙」とは…。子どもながらに色々考えました。私は、地球には日本しかなく、アメリカやイギリスはそれぞれ他の惑星にあると思っていたので何時間かで、“日本上空””アメリカ上空”を行き来する様子はとても刺激的でした。
松任谷由実さんの「SAVE OUR SHIP」という歌がその時連日放送されていた特別番組のテーマソングで、この前どこかの店で流れているのを聴き、その冬のことを思い出しました。幼い私は、宇宙そのものの知識などなくても、この歌のイメージから、私たちは宇宙を漂流する地球という船に乗っているんだ、ということはわかったつもりになっていたような気がします。いかにも水星逆行中によくある、過去の自分との再会でした。
本日4/16は、年末などに発売した「宇宙詠みチャート」でもMaribrengaël’s point dayとして掲げている日です。水星逆行が終わり、牡羊座の新月というタイミングで、とうとう始まるのね、という感じがします。牡羊座はやさしい星座ですが、並々ならぬ情熱で決心したことは、必ず遂行する強さを持っているため、このあたりで始まる、始める、何か新しいことは、気の迷いやノリなどではなく、しっかりと準備された本気の何かであるような気がします。今回は、同じく牡羊座に移動前の天王星がいるので、普段新しいことに着手しにくい人も、「えい!」とやってしまえるような、力強さをサプライズ感があります。
こんなタイミングで、私は、1990年に見上げていた空を再び手に入れることとなりました。基盤を東京から生まれ育った静岡に移して、メッセージを届けていきます。宇宙飛行士にはなれませんが、こんな宇宙との関わり合いもあるものだと不思議に感じています。1990年の自分に伝えたいですね。そんな私の月星座は「牡羊座」です。
Les Chronovoyageurs...
※4/16 日本時間 10:57に新月となります。
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