寒空の下、宇宙の声に耳澄ます。
Naoyaです。
オウンドメディア「森羅万象の聲(こえ)」を、Maribrengaëlさんと共に1/31より始める予定です。プレスタートということで記事をひとつ投稿します。
今日は二十四節気の大寒です。二十四節気の24番目。読んで字の通り、一年で最も寒い時季です。そして今日から水瓶座のシーズンがスタートです。
冬至を迎えると、その翌日から昼の長さが延びていくことが嬉しいものの、寒さはどんどん厳しくなっていきます。そして大寒を迎えるわけですが、その次の二十四節気は立春。暦の上では春へと向かっていきます。冬も徐々にエンディングへと近づいていますね。
オウンドメディアを新たにスタートすることが決まってから、タイトルをずっと考えていました。いろんなアイディアが浮かんではいたのですが、カチッとはまるものがまったく降りてこないまま、浮かんだ案を頭の中でこねくり回すばかりでした。これは自分の中では、決まらない流れのパターンなのです。練り上げて生み出す言葉よりも、ふと降りてくる言葉に説得力や心地よさ、瞬発的に人を惹きつける力が宿りやすいと僕は思っています。
先日、とても寒いある夜。近所に用事があったので外に出たとき、冷たい空気があまりに気持ちよく、ゆっくり吸い込んで吐き出した直後、「森羅万象の聲(こえ)」という言葉が降りてきました。「聲」は「声」の旧字体。字面がヴィジュアルとして脳裏に浮かび上がりました。
僕がやっている活動はつかみどころのない「大いなるもの」の中から、言葉にすらなっていないものをつかみ取って言語化する作業なんだと思っています。最近、人からそう言われることがとても多いのです。Maribrengaëlさんがやられていることもそうでしょう。それって大げさな言い方をすれば「宇宙の声に耳を傾ける作業」みたいなものだと思っています。
森羅万象も宇宙も同じ意味ではありますが、森羅とは樹木が限りなく茂り並ぶさまを意味し、万象とはあらゆる事象や現象を意味していて、森羅万象という単語には、目に見えるものも見えないもの、確かなものと不確かなものすべてが包括されている鳥瞰図のように思い出されます。
僕が住む地区は森に囲まれた場所です。それがあまりにも当たり前すぎて、長年暮らしていてもまったく意識していなかったのですが、京都の晴明神社の宮司さんから「あなたは森や山、滝からインスピレーションを得る人」というお告げを託され、熊野を初めとしたさまざまな森のある場所に出向くようになってから、強く意識するようになりました。「森羅万象の聲」という言葉が降りるきっかけになったのは、夜のひんやりとした森の空気にインスパイアされたからかもしれません。
夜になると、森が呼吸をしていることをより感じます。車の往来や子どもたちが遊ぶ声が静まり、暗闇で包まれる時間だから浮き彫りになるもの。特に冬の夜は暗くなってからの時間が長く、空気がとても澄んでいるせいか、森の呼吸を感じやすいです。ファンタジーでも浮ついたスピリチュアルごっこでもなく、現実的なものとして体感しています。
この「森羅万象の聲」で僕は、忙しなく暮らしていると見過ごしてしまうような、季節の移ろいや自然の中で感じたことを綴っていこうと思います。ブログともTwitterともちょっと違ったスタンスで。
ゆったりした夜のひとときに覗きたくなる、そんな場になれば幸いです。
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