思考の列車。
Naoyaです。
今日は二十四節気の19番目、立冬です。冬が始まりました。暦の上では、今日から立春の前日までが冬となります。
秋は僕の誕生日のシーズンなのですが、気づけばあっという間に過ぎたように思えます。そんな中、気づけば「新語・流行語大賞」のノミネートが発表され、「紅白歌合戦」の話題も出始めていて、時間や季節を意識する暇もないまま、いびつでイレギュラーなことの連続だった2020年は、あっという間に終わってしまいそうな感じがしています。
2021年「宇宙詠みチャート」を完成させた後、解説動画を収録して話していたとき、ひと足早く2021年を疑似体験でトリップしてきたように思えました。2019年のヴィジュアルには飛行機が飛んでいて、2020年のヴィジュアルには飛行船が浮かんでいましたが、2021年のヴィジュアルは、まるでトランジットするかのように少年が空を見上げています。まったく繋がりのことを意識せずに選んだヴィジュアルたちですが、まるでひとつに連なっている物語かのように思えてきました。
英語の慣用句で "Train Of Thought" という言い回しがあります。そのまま日本語に訳すと「思考の列車」ですが、思考回路や一連の考え、考えの繋がりという意味になります。「風の時代」の到来ということで、これからは考えることや目に見えない精神性のようなものが求められる機会が多くなるかと思います。思考を駆使しつつ、それをいかにうまく次へと繋げながら、時代を乗り越えられるかが大切と思っています。冬のある日、大地に着陸した飛行船から、思考の列車に乗り換えて、次の旅のフェーズが始まっていくイメージです。
最近、自分の人生をふと振り返ったとき、人生は旅や物語のように思えます。
若い頃、まだ青くて人生が浅い頃には、そういう捉え方をしたことなどなかったのですが、円熟味を増していくような年代になってきた今だからこそ、旅をしながら物語を綴っているかのように思えてきました。
どんなロケーションやシチュエーションを選ぶのか?
どの針路をどんなスピードで進むのか?
誰を登場人物や共演者としてキャスティングするのか?
これからどういう筋書きにしたいのか?
いつしか辿り着いた2020年のほとりでひとり佇むように、2021年の旅や物語の構想を考え始めているところです。
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