予期せぬ出来事にこそ乗ってみる
Maribrengaëlです。
2019年も折り返しの満月。それと同時に、木星射手座期もあと半年くらい…という実感もしてきます。冒険、していますか?
冒険と言えば先日の台湾旅行。終点だと思っていたバスがさらに先に行ってしまい山に行ったはずがそれを超え、海に出てしまう…ということがありました。私たちの行先は終点、しかも山の中だったので「ところで、なんで海…?」という状態。しかも、バスも1時間に一本くらい。とりあえず、適度なところで降りようとするも、海岸線を飛ばしまくりバスは止まりません。そしてやっと出てきたバス停が、「鼻頭角」。山を越えて出てきた小さな港町でした。周囲は金山やすでに廃墟となった日本統治時代の精錬所の跡などがある場所なので、遺跡のような建造物がいくつもあり、荒廃した独特な雰囲気。嫌いじゃないです。そしてバス停を降りた近くには、城壁のように岬のほうへ続いている遊歩道?が。ちなみに、この先に何があるかは、誰も調べていないのでわかりません。しかもその場でもこれがどこに続いているのか調べようともせず、ただその道を未知の方向へと進んだのです。
東京で同じような生活も何年も続けている時期がありました。10年以上も前の話です。収入も安定していたし、人間関係も安定していたし、楽しいと思えることも出来ていたはず。そして、東京広しと言えども、あらゆるところに知り合いはいるし、渋谷も新宿も六本木も飽きたよね…みたいな時期でした。今思えば、「未知」の部分がその頃の自分的に極端に減った時だったのだと思います。もちろん、その他に「未知」のものなど腐るほどあるのですが、無意識にルーティンが決まってしまっていたから。だからこそ、すべてうまくいっているはずなのに、説明出来ないような息苦しさがありました。その後、外的要因からの変化や自分でルーティンを意識的に破るようにしていたら、「あの頃は何だったの?」と感じるくらいの刺激的な10年が待っていましたが。
バスを降りる場所を間違えたからと言って、最初から行くはずだった目的地にとにかく戻って計画通り実行することだけを考えていたら、その後の素晴らしい景色を見ることもなかったし、あんなにワクワクする気持ちも味わえなかったと思います。その後、スムーズに到着していたよりも、素晴らしい天候の中、目的地にも行くことが出来たし、すべては計画や想像を超えていたのです。
「冒険、していますか?」
まさにピンチの時にこそ、そのパスポートを渡されます。今、そう感じている人こそ、パスポートを受け取って、勇気を出して冒険に出てみては。それは寄り道ではなく、最終目的地にたどり着くための過程のひとつなのかもしれないですから。
Les Chronovoyageurs...
※ 日本時間6/17 17:32に満月となります。
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