旬を掴む
Maribrengaëlです。
どこからともなく「夏も近づく八十八夜~♪」と子どもたちの歌が聴こえてきました。私の住む静岡には本当にお茶畑が多くて、小学校の校外学習で茶摘み体験なるものがあったりします。子どもたちの列は、まさにそこを向かう途中なのでしょうか。思い出してみれば、これを書いている2023年5/2はちょうど八十八夜。ということは、立春からもう88日たったということになります。
この八十八夜は、畑や田んぼに霜が降りなくなるタイミングとされ、お茶農家はこの日から茶摘みなどの初夏の作業に入るそうです。そして、この頃摘まれた茶葉は縁起物とされ、静岡に住んでいると特に大切にされているのが伝わってきます。八十八夜茶…八ということで、末広がりでおめでたいそうです。また、鮮度が高く力強い大地のエネルギーが宿っているからという理由もあるそうです。静岡の人は年間通して信じられないくらいお茶を大量に飲むので、そんな縁起のいいお茶が出回るのを楽しみにする気持ちは、とてもよくわかります。この4月で静岡に住んで5年たちましたが、コーヒー派だった私も緑茶が本当に大好きになりました。
ところで、そんなお茶を始め日々感じるのが旬や鮮度の大切さです。頻繁に近所の人から旬のものをおすそ分けとして頂く生活になってから、より実感するようになりました。旬を食べ物から感じるのは季節を味覚でとらえることであり、鮮度の高いものを食べることは最高のタイミングを掴むことに通じるものがあります。昔の私は、何か買っても「後で食べよう…」と冷蔵庫にしまい、そのまま忘れるなんてことが何度もありました。思い返してみればその頃、食べ物のことだけでなく、タイミングを掴みそこねる出来事が多々あったように思います。
日々、自分自身に起こる出来事にも旬や鮮度があります。気持ち的なものは特にそうです。例えば、4月はやる気に満ちていたのに、ゴールデンウィークを過ぎたら急にやる気がなくなってしまった、気になる人と「今度ご飯でも」という話になっていたけれど、躊躇しているうちに彼女が出来てしまった、など。実生活における旬なものと鮮度も、食べ物と同じくらいしっかりと掴んでいきたいですね。もうすぐ幸せと繁栄の惑星木星が五感を意味する牡牛座に入るので、特にそう思っています。
5/6の蠍座満月で「蝕のトンネル」が終了します。トンネル終了後、はまさに色々と旬な時が到来します。5/15に水星逆行が明ければますます、です。鮮度のあるものはあるうちに、ぜひ旬なタイミングを掴んでください。
Les Chronovoyageurs...
※日本時間 5/6 02:36 蠍座満月となります。二十四節気と満月が同日のため1日前倒しの更新となります。
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