冥王星ラプソディ。
Naoyaです。
今日は二十四節気の5番目、清明です。清明とは、清々しく明るさに満ち溢れたときという意味。東京の桜は満開を時期を終えて、新緑のシーズンへと移り変わっていくときです。
2009年に清明を迎えた今頃の僕は、リストラで3月いっぱいで退社して、とても自由な解放感と共にまったく未来が見えずにとてつもない不安を抱えていました。キラキラとした季節がやって来たのに、どうして自分の人生はこんなにも辛いんだろう。そんなことを思ったりもしました。
思い出せば、2008年に冥王星が射手座から山羊座へ移動しましたが、その頃から僕の人生はどんどん変わっていったように思えます。もちろん冥王星ですから、個人レベルで直接何かを働きかけたわけではありません。後になっていろいろと振り返ってみると、リーマンショックの影響で働いていた会社の経営が不安定になり、そこで発生したリストラの影響を受けた形でした。大きな世界への影響が徐々に僕の個人的な世界へと落ちてきたような感じです。
正直言うと、当時の自分はかなり不安で辛かったのですが、その後の自分の土台になるものが冥王星山羊座期にすべて詰め込まれていると言ってもいいでしょう。
転職での苦悩や苦労、何もすることがなくヨガに没頭する日々、オーラソーマとの出会い、ひょんなきっかけで始めたマナカード、マナカードを携えて招待された水戸、新島、松島、そして京都への旅。京都が自分にこんなにマッチする土地だなんて、本当に驚きました。そこから京都の清明神社で導きのようなお告げを託されて、熊野古道への旅へ。それから、MaribrengaëlさんとTwitterで知り合い、いつしか「宇宙詠みチャート」をつくり出し、YouTubeを始めて今に至ります。ザーッとダイジェストで思い出すとそんな感じです。いろんな風景をくぐり抜けてきましたが、苦味のある風景は脳裏から日々どんどん薄れていき、甘美な風景はより鮮明に記憶に残っています。
ラプソディとは狂詩曲という意味です。自由奔放で曲調や階調が頻繁に変化するラプソディという音楽は、まるで冥王星山羊座期の僕の人生そのものでした。先が読めないし、ほんのちょっとしたタイミングで違う色合いになっていくことの連続でした。
そんな冥王星は3/24に16年ぶりくらいに山羊座を抜けて、水瓶座へ移動したところです。
冷静になってみると、ずっと必死に走り続けてきたと思います。走りたくて走るというよりは、走らざるを得ないような感じです。走らされる、というのともまた違います。でも今、そんな流れがひと区切りを迎えたような感触を感じています。お疲れ自分。また新たなフェーズが始まることと思いますが、まったく先が読めません。流れにまかせるしかありません。それが冥王星というものだからです。
2023年「宇宙詠みチャート」の再販は、2回目の牡羊座新月の4/20(木)いっぱいまで。どうぞお見逃しなく。詳細やお申し込みはこちら。
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