過去への旅をして

Maribrengaëlです。

はやいもので、2021年私の最後の記事となります。年末は人々の気持ちが収束に向かうせいか、ここ1年と言わず、自然と走馬灯のように過去を振り返ることが多くなってくるでしょう。私は惑星の動きによってよく「過去を振り返ってみてください」とメッセージすることがありますが、それは過去には未来に必要なデータが必ずあるからです。これは、過去の栄光にすがったり、過去に執着しているのとは違い、未来の自分のための作業です。

この前オンラインに保存されていたスマホのカメラロールを2013年までさかのぼってみました。色々な写真を見ながら、その時の心境や感覚、その歳年の空気感をリアルに思い出せました。楽しい思い出の陰にある苦しさや悩みなど、今は跡形もなくなっていることに感謝しつつも、小さな努力と大きな努力を重ねてコツコツとこうやって変わってきたのだなぁと、今の自分自身を祝福したい気持ちになりました。よく考えてみると、いつの時代も、ある日突然世界が自分の希望通りに変わることはありません。毎日の生活の中の選択のひとつひとつが希望の未来を作っていきます。

少しここで公開してしまいますが、2022年版宇宙詠みチャートの冒頭のあいさつ文に、2022年は「わかりきった世界はそこにはなく、目の前にやってきた選択を繰り返していくうちに出来上がっていくこれまでの世界地図には描かれてなかった世界」ということを書きました。考えてみれば、わかりきった世界が続いていくように思えていた過去も、ひとつひとつの選択次第で、今いる世界はまったく違うものになったことでしょう。それがさらに、予測不可能な世界になっていくとしたら、私たちはその時々で本当に後悔しない研ぎ澄まされた選択をしてかなくてはいけないということです。そして、今すでに決まっている世界などないということです。そういえば、過去のデータをさかのぼってもそうでした。

過去を振り返るというのはそういうことです。あの時ああだった、こうだったと過去を蒸し返すのではなく、今までの歩みを確認するということ。私たちはいつの時代も立ち止まってなんかいません。2021年ラストを飾るのは、まっさらな双子座満月です。同日に金星逆行も始まるので、年末だからと言ってあまり浮かれすぎず過ごしてください。2022年版 宇宙詠みチャートをご購入いただいている方は、2019～2021年のチャートも無料でダウンロードできるので、チャート片手に過去を旅してみるのもアリです。来るべき未来のために。

Les Chronovoyageurs...

※日本時間 12/19 13:37  双子座満月となります。

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