天国のコーヒータイム。
Naoyaです。
誕生日前日の10/15に登山してきました。神奈川の伊勢原にある大山です。昨年も誕生日のタイミングでここに登山しました。大山にはもう何回か行っているのですが、初めて行くきっかけになったのは熊野古道と同じく、京都の晴明神社の宮司さんからのお告げです。
登山のときは熊避けの鈴をリュックに着けているのですが、天河大弁財天社で入手した大切な鈴を伊勢原駅からのバスの中で落としてしまい、ソワソワと探しつつ半ば諦めていたら、終点の大山の麓に到着したときに「もしかして、探してるのはこれですか?」と、真後ろの席にいたおじさまが鈴を差し出してくれました。ホッとひと安心して深々お礼を伝えました。
バスから遠くに見える山の上の方は雲に覆われていたため、なんとなくの予想はしていましたが、登っていくにつれてどんどん霧が深くなっていきました。写真はそんな山中でのワンシーンです。熊野の玉置山を思い出しました。途中、ベンチに座って休憩していたら、知らないおばさまからキャラメルを差し出されました。お言葉に甘えていただいたのですが、ちょっと疲れていた体をリカヴァーしてくれて本当に助かりました。
頂上では相模湾を一望することはできませんでしたが、その代わりに、雲なのか霧なのかわからないものが刻一刻と姿を変えながら流れていったり、いきなり太陽が姿を現したりして、不思議な光景を見ることができました。下から見上げた山頂は雲に覆われて薄暗かったものの、雲の上にはまったく違う別世界が広がっていました。下界のすべてが雲で覆い隠された天国みたいな光景でした。
頂上で近くにいたご夫婦にお願いして写真を撮ってもらった後、ご夫婦がその場で豆を挽いてコーヒーを淹れてくれました。キャンプで手慣れているのが羨ましかったです。大山や熊野、キャンプや登山の話題で盛り上がり、辺りの雲の流れをしばし眺めながらコーヒーをいただいた後、そのご夫婦と一緒に下山することになりました。お互いの自己紹介や近況などを話していましたが、初めて会ったのが嘘みたいな心地よさや安心感がありました。山を下りていくほど徐々に霧が晴れていき、相模湾や江ノ島、遠くは伊豆諸島の大島も見ることができました。
大切な鈴を見つけてもらったり、キャラメルやコーヒーをご馳走してもらったり。この日は本当に素晴らしい一日でした。普段、ひとりで行動をすることが多いのですが、ふと誰かの優しさに触れたことや、ひとりでは味わえない時間を過ごせたことがとても嬉しかったです。
今日は二十四節気の18番目、霜降(そうこう)です。稲を刈り取った田んぼに初霜が降りる時期という意味です。そして、今日から蠍座のシーズンになります。めっきり肌寒くなりました。2022年「宇宙詠みチャート」は好評販売中です。気づけばもうそろそろ11月。チャートを眺めつつ、そろそろ2022年へと意識を向けようと思っているところです。
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